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カテゴリ:オーストリア( 11 )

ウィーン逍遥 〜 その5

最後は帰りのフライトまで、やみくもにウィーンの街を歩き回りました。
(ここまでで既に相当やみくもに歩いていましたが・・・)

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途中で突然ローマ時代の遺構が顔を出します。ヨーロッパの歴史がふと層をなして立ち昇るところ。
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さらにひたすら歩きます。
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ブルク劇場に出ました。
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ショッテントーアからまた旧市街へ入ります。
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歩きに歩いて二日で四万歩。家に帰り着いたときは、もう一歩も歩きたくないほどでしたが、楽しい二日間でした。

 


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by londonphoto | 2017-03-24 07:16 | オーストリア | Comments(2)

ウィーン逍遥 〜 その4

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 実は一つ前の記事で歩いた経路のあるところから先は、1848年のウィーンで発生した革命の引き金となる、学生や市民のデモ行進のルートを辿ったものでした。
 市東部のシュトゥーベン地区の大学から始まった行進は、市街を西へ進んで今のカフェ・セントラルの向かい側にある、下オーストリア議会まで続きました。(普通に歩いて30分もあれば着くくらいの距離です。)ここでメッテルニヒ追放や発言・出版の自由などが要求されて、そこへ市壁外に住む多数の労働者が呼応して革命につながったというのが当時の筋書きです。
 とはいえ、この革命も最後は一体誰が何を要求しているのかあやふやになるうちに、反革命勢力に一掃されてしまいます。ハプスブルク家の支配は結局続き(そもそもウィーンの市民は王制打倒を望んではいませんでした)、世界史でも稀に見る、何が目的だったのかよくわからない革命が出来上がったのでした。まあ、シュトラウスの「こうもり」のお国柄と言えば、それだけのことなのかもしれません。

 ということで、このルートを歩いた後は、ただ自由に街中を歩き回りました。
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 ショパンの滞在地を示すプレート。彼は1830年11月から1831年7月まで、かつてここにあった建物(1900年に取り壊し)の4階に住んでいたのだそうです。
 ちなみにショパンはここウィーンでは、最初の演奏会こそ成功させたものの、結局は音楽界に受け入れられることなくパリに活動の場を移してしまいました。

 このコールマルクトというのは、つながっているグラーベン通りや、その先に延びるケルントナー通りと一体になって、ウィーン随一の繁華街となっています。観光客が一番多いエリアの一つで、有名なカフェのデーメルもここにあります。
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ここからグラーベン通りへ。
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 シュテファン大聖堂が見えてくれば、ケルントナー通りです。
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 しつこく続きます。


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by londonphoto | 2017-03-19 18:32 | オーストリア | Comments(0)

ウィーン逍遥 〜 その3

翌朝、ホテルを出てまた市内の散策へ。
泊まったはレオポルドシュタットという、旧市街の北のエリア。このあたりは、昔は市壁の外側で、貧しい人が住んだエリアだったので、あまり高級な、あるいは「中世の雰囲気を残す」といった風情はありません。
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十五分ほど歩くとドナウ川に至りました。
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この先はかつての市壁の内側です。

たぶんギリシャ正教会の教会。
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このあたりを歩いていて、ふと見つけたホテル。実は20年ほど前に、人生初の海外旅行でウィーンに来たときに泊まったのがここでした。
懐かしい!
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ホテルの名前の由来は、この向かいに郵便局があるから。
当時はまだ通貨がユーロではなくシリングだった、なんてことを思い出しながら、歩き続けます。

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ひたすら歩きます。
シュトゥーベンとよばれるあたり。かつての市壁を取り払ったあとは、リンクシュトラッセ(リング通り)という大通りになっています。
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旧市街の中へ入っていきます。
ベッカー通り。
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ホーエマルクトを過ぎたあたり。
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ユダヤ人広場。
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アム・ホーフ広場。
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さらに歩くと、ウィーンでも有名なカフェ・セントラルに到着。ここで一息入れます。
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続きます。






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by londonphoto | 2017-03-19 05:37 | オーストリア | Comments(2)

ウィーン逍遥 〜 その2

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待ち合わせのためにオペラハウス周辺をうろうろ。

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ちょっとだけケルントナー通りも散策。
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かつての市場跡、ノイアーマルクト。「新市場」という意味の地名ですが、いまは広場になっています。
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このあと、知り合いのつてで紹介してもらった、ウィーンの音楽大学で学ぶピアノ科の学生さんと落ち合い、食事をしながら音楽談義。話し足りずにカフェに移動して、さらにピアノのお話をたくさん伺いました。
音楽の都ウィーンで音楽の話をするというのが、マニアにはたまりません。

夜はオペラハウスでシュトラウスのアラベラというオペラを鑑賞。音楽も歌手もオーケストラも演出も良かったのですが、どうもストーリーが好きになれませんでした。
じつは早朝便で移動したので寝不足で、上演中かなり寝てしまったなんてことは、えー、あるわけないですよね。あはは。



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by londonphoto | 2017-03-18 23:03 | オーストリア | Comments(0)

ウィーン逍遥 〜 その1

それでは引き続いてウィーンへ。週末の弾丸ツアーです。
初日は人に会う用事があったので、ホテルに荷物を置くとすぐに市内へ。
待ち合わせ時間まで少し間があったので、ナッシュマルクトの市場を様子見。

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同じ欧州とはいえ、オーストリアは東欧と言っていい位置にあるため、やはりイギリスとはどこか雰囲気が違います。
写真はありませんが、トルコ食材の店も多く、改めてウィーンの位置を食材から再確認しました。トルコ軍によるウィーン包囲なんていう軍事的緊張も、食文化の面では交流を促したのだろうかと想像しつつ、さらに散策を続けます。

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続きます。



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by londonphoto | 2017-03-18 07:11 | オーストリア | Comments(4)

夢を叶える年末年始 in ウィーン(5)〜 ウィーンの風景

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 あっという間に時間が過ぎたウィーン滞在。最後は街の風景をいくつか。

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 ウィーンに着いて数日はそれほど気温も低くなく、比較的過ごしやすい日が続きましたが、最後の数日はぐっと寒くなり、雪もちらつきました。

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by londonphoto | 2016-01-05 04:39 | オーストリア | Comments(2)

夢を叶える年末年始 in ウィーン(4)~ クリムトの日々

 今回のウィーン滞在、楽友協会のウィーンフィルの演奏会が一回、国立歌劇場のこうもりが二回、そして同じ国立歌劇場でバレエ公演も二回というスケジュールで、ほとんど毎日のように音楽と舞台にどっぷりと浸っているのですが、浸っているのはそれだけではありません。
 ウィーンに来たらやはりクリムトを見逃すわけにはいきません。歌劇場の公演は夜ばかりなので、昼間は足繁く美術館に通っています。
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 最初に行ったのは美術史美術館。ここはヨーロッパで私が初めて訪れた美術館でもあります。当時は内装のあまりの華麗さに圧倒されて、これがヨーロッパというものかと、まさに世界への目を開くきっかけになったところでした。
 その美しさはもちろん今も健在。中に入ると、この美術館自体が展示品かと思わされるような壮麗さです。
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 この正面階段の壁には、クリムトの絵。恐らくは気付かずに通り過ぎてしまう人も多い気がするのですが、これが美しい。
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 美術品というのは写真では到底その魅力を捉えきれるものではありませんが、この壁画もそう。実物はもっと奥行きのある艶と深みのある気品に満ちているのですが・・・

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 美術史美術館には多くの古典絵画のほか、ブリューゲルのコレクションやフェルメールの「絵画芸術」などもあり、本当に充実した美術館です。しかし今回はとにかくクリムトの壁画に魂を奪われました。


 ウィーンで最も重要なクリムトのコレクションが見られるのが、ベルヴェデーレ宮殿のオーストリア・ギャラリー。
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 クリムトの絵のある一室は写真撮影禁止ですが、恐らくクリムトの全作品の中でも最も有名な「接吻」や「ユディト」がここにあります。(以下はネットから拾ってきたもの。)

「接吻」
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「ユディト」
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 ベルヴェデーレはクリムトを見るために二度訪れました。特に二度目は、開館と同時にクリムトの部屋に直行。ほんの数分間でしたが、他に誰もいない部屋でクリムトと静かに対面するのは、この上ない悦楽でした。

 私が特に好むのが「ユディト」です。ユディトはもともと旧約聖書に現れる、貞淑で信仰の深い女性なのですが、クリムトの描くユディトはまるでサロメのように妖艶です。美しい裸体を露(あらわ)にし、ホロフェルネスの首はまるでサロメの倒錯した愛の対象のヨハナーンのよう。
 実際の絵を見るとユディトの肌は驚くほど暗い色調で描かれていますが、それゆえに頬の紅潮が際立ち、忘我の恍惚境に陶然となるユディトの官能が手に取るように伝わってきます。
 ユディトの視線は、ホロフェルネスに対する倒錯した悦楽にひたっているようでもあり、彼女を見る私を精密に見通して計り取っているようでもあり、見下して睥睨しているようでもあります。
 その視線に見つめられて、私は自分の居場所が絵の右下にしかないことを理解します。絵を見る私は、ホロフェルネスなのです。
 背景にはリンゴの木や蛇のウロコ状の模様が描かれますが、恐らくは意図的に稚拙に描かれたこれらの背景は、アダムとイブの情景への、そしてそれらを誠実に描いてきた中世絵画への、嘲笑と皮肉に満ちたパロディのように私には見えます。クリムトにとっては、原罪とは人を縛る制約ではなく、そこにこそ人の美が生まれる豊穣の泉なのでしょう。

 この「美」というものに対する価値観の逆転は、ゼセッシオン(分離派会館)の「ベートーヴェン・フリーズ」にも現れます。ベートーヴェンの交響曲9番を題材にしたこの作品は4つの場面で構成されています。苦悩に戦いを挑む強者、詩の慰め、歓喜などの情景と並んで描かれる敵対勢力のグロテスクな絵があるのですが、全体をよく見ているうちに、この敵対勢力の絵が実はもっとも豊かな深さを持っていることに気付きます。

 ベルヴェデーレではクリムトと並んで、当時の代表的な画家であるエゴン・シーレやオスカー・ココシュカもたくさんありますが、クリムトの絵は気品の点で抜きん出ています。(成熟した女性の気品のある美しさを描かせて、クリムトの右に出る人はいないでしょう。)そのクリムトの作品に囲まれて美術館にたたずむのは、やはり至福と呼ぶほかない、素晴らしいひとときでした。






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by londonphoto | 2016-01-02 23:00 | オーストリア | Comments(2)

夢を叶える年末年始 in ウィーン(3)~ 大晦日のこうもり

 明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

 さっそくですが、ウィーンの続きです。クラシック音楽ファンが年末年始にウィーンに来るとき、たいていはウィーンフィルのニューイヤーコンサートとともに、オペレッタ「こうもり」の公演をスケジュールに組み込むのではないかと思います。
 ミーハーな私も例に漏れず、早い時期からチケットの申し込みを掛け、無事にチケットを確保。ヨハン・シュトラウスの「こうもり」は大晦日に繰り広げられるドタバタ喜劇の物語。これをウィーンの国立歌劇場で鑑賞することとなりました。

 歌劇場の外観は既に載せているので、今回は内装を。入り口を入るとすぐに、宮殿のような光景が広がります。
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 客席はこんな感じ。

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 今回の「こうもり」の公演、女声陣がやや物足りない印象で、特にロザリンデは少し残念な出来でしたが、一方の男声陣が充実していて、特に主人公のアイゼンシュタインは歌も演技力も上々。この演目は歌だけではなく登場人物がセリフを話す部分も多いのですが、そこは英語字幕もなく、周りのオーストリア人たちが大爆笑しているのについていけないのは結構悔しい。それでもオーケストラの極上のサウンドに乗って繰り広げられる舞台は大変楽しいものでした。
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 ということで、これが私の2015年の締めくくり。思い返せば、ロンドンでベルリンフィルウィーンフィルをそれぞれ聴き、かつベルリンとウィーンでそれぞれのオーケストラを聴くという、自分でも驚くほど恵まれた一年になりました。
 こんな贅沢はもうなかなかできないとは思いますが、この勢いで2016年も面白い一年にしたいと思っています。そのための仕込みは既に始めています。その結果は、どうなることやら。

 昨年はブログを通して多くの方とも知合いになることができました。今後もマイペースでやっていきますが、引き続きよろしくお願い致します。
 最後になりましたが、この一年も皆様が充実した時間を過ごされますことを願っています。






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by londonphoto | 2016-01-01 21:40 | オーストリア | Comments(0)

夢を叶える年末年始 in ウィーン(2)〜 ニューイヤーコンサート

 この年末年始にウィーンに来ることを決めたきっかけは、三月に届いた一通のメールです。
 メールの送信元はウィーンフィル。年明け早々に申し込んでいたニューイヤーコンサートのチケットの抽選で、なんと私にチケットが割り当てられた旨の通知でした。
 当たったのはテレビでも中継される元日の回ではなく、12月30日に開かれる「プレビューコンサート」の回でしたが(他に12月31日にももう一度演奏会があります)、世界で最も有名で、かつ最もチケットが手に入りにくい演奏会。抽選に申し込んでも、まず当たらないというのが実際のところで、メールを受け取ったときには、出張先のトルコでしばらく呆然となったのを良く覚えています。

 クラシック音楽ファンなら「一生に一度は」とあこがれるニューイヤーコンサート。それからはずっとこの日を楽しみにしてきましたが、ついに演奏会の日がやってきました!
 会場はウィーンフィルの本拠地であるウィーンの楽友協会の大ホール。「黄金のホール」とも呼ばれるこの会場は、豊かで優れた音響とともに、その内装の美しさでも世界に名を馳せています。中に入ると、宝石箱に入り込んだような美しさ!
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 二階席を支える柱は黄金の女神像。
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 このミューズたちに見守られて、演奏会が始まりました。今年の指揮はマリス・ヤンソンス。最初の曲はロベルト・シュトルツという人の「UNO行進曲」という珍しい選曲でしたが、いきなりゴージャスな響きがホールに満ち渡り、一発でノックアウトされてしまいました。
 この曲だけに限らないのですが、ウィーンフィルは普段からこのホールを本拠地にしているだけのことはあって音響を熟知しており、それを味方に実に豊かに響きを作り上げていきます。日本やロンドンで何度もウィーンフィルは聴いてきましたが、やはりここで聴くウィーンフィルは別格。響きの美しさは筆舌に尽くしがたいほどに豊麗でした。

 もう一つ圧倒されたのが、ウィーンフィルの演奏のとんでもない上手さ。実演で聴いてよく分かったのですが、ウィンナワルツやポルカというのは、ただ平和で楽しいだけではなく、音楽的には非常にたくさんの決め所があります。それは全ての楽器の動きがぐっとシンクロするところだったり、急にテンポや音量が変わったり、リズムの要を打ち込んだりと、いろいろありますが、それらがことごとく完璧に決まり、見事な効果を上げていきます。痺れました。

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 途中で二曲、ウィーン少年合唱団が参加する曲もあり、天使の声も堪能。さらには私が大学オーケストラで初めて舞台に乗って演奏した曲(ヨゼフ・シュトラウスの「天体の音楽」というワルツです)があったり、私の大好きな「皇帝円舞曲」があったり、大いに満足したひとときでした。
 最後はお約束の「美しく青きドナウ」と「ラデツキー行進曲」で締めくくり。ラデツキーの手拍子もいつも通りで、これが本当に楽しいのです。ネタバレになりますが、このラデツキーの途中で指揮者が一度舞台から退場し、その間はコンサートマスターのリードで演奏が続きました。
 このとき、コンサートマスターはちょっとした目配せだけで、聴衆の手拍子の音量を抑えたり大きくしたり。これには「さすがはウィーンフィルのコンサートマスター」と唸るしかありませんでした。

 ということで、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートは本当に楽しみました。一生に一度の夢、ここに叶いました!
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by londonphoto | 2015-12-31 04:56 | オーストリア | Comments(1)

夢を叶える年末年始 in ウィーン(1)

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 この年末年始は、休暇を利用してウィーンにやってきました。この街に来るのは約18年ぶり。私の初めての海外旅行がウィーンで、それ以来の再訪です。
 ウィーンに着いたその日に、さっそく国立歌劇場へ出撃。この日はバレエ公演で、演目は、アシュトン振付の「リーズの結婚」です。バレエ団はもちろんウィーン国立バレエ。ロンドンのロイヤルバレエの看板演目をウィーンで見るというのはどんなものかと思いましたが、日程の都合上仕方ありません。
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 会場内ではかばんとともにカメラをクロークに預けたので内部の写真はありません・・・

 さて、その公演はどうだったかというと、バレエ団の実力は(この演目で観る限り)ロイヤルバレエの方が一段も二段も上でした。舞台セットや振付けはロイヤルバレエの舞台と全く同じですが、極めて演劇的要素の強いこの演目で、ウィーンのバレエ団はあるところで必要以上に大げさに演じてしまったり、あまり目立たない細かいところで演技しきれなかったりと、過不足が目立ちました。
 こういう演劇バレエでは、ダンサーの一人一人の技量うんぬんというのを越えて、コーチ陣による演技指導というのが大切なのだろうと思います。普段の練習の中で、何をどこまで演じるかを叩き込む。それが舞台の出来に直結し、そこに各バレエ団の個性や伝統が明確に現れてくるのだと思います。見慣れた演目を普段と別のバレエ団で観るというのは、私には貴重な経験でした。

 とはいえ、この日の公演が気に食わなかったという訳ではありません。むしろ、大興奮で歌劇場を後にしました。理由はオーケストラ。あまりにも演奏のレベルが高く、悶絶してしまいました。
 ウィーンの国立歌劇場のオーケストラは、いわずと知れたウィーンフィルの母胎。このオーケストラの選抜メンバーが、ウィーンフィルの団員となるわけです。そのため言ってみれば、ここでのバレエ公演の伴奏は、(ほぼ)ウィーンフィル。これがすごかった。
 ヴァイオリンやフルートが独特の切ない音色で旋律を歌ったかと思えば、金管楽器が入った豊麗な響きが会場を満たします。普段ロイヤルオペラハウスのバレエ公演で耳にするのとは全く別種・異次元の、見事な演奏。
 このオーケストラの伴奏でロイヤルバレエが踊ったらどんなに素晴らしいことか、と思いましたが、それは高望みに過ぎるのかもしれません。

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 公演後の国立歌劇場付近の風景。久し振りに来たウィーンは、重厚で落ち着いた雰囲気というより、賑やかな繁華街といった風情で、こんな雰囲気の街だったっけ?という感じ。
 もちろんこの18年でウィーンも変わったのでしょうが、前回来たときは初めての海外、初めてのヨーロッパということで、実際以上にウィーンのヨーロッパ的雰囲気を強く感じたのかもしれません。

 下の写真は、街歩きの途中の風景です。
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 しばらくウィーンの投稿が続きます。







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by londonphoto | 2015-12-30 05:09 | オーストリア | Comments(6)