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カテゴリ:フランス( 4 )

二年半ぶりのパリ

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 この週末、突然思い立って二年半ぶりにパリに行ってきました。何とも恥ずかしいことなのですが、今になってようやくパリとは実に色気のある街だということに気がつきました。前回行ったときはそれが全く分かりませんでした。精神年齢が幼なすぎたのかもしれません。
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 今回はムーランルージュにも初めて行ってみました。1時間半ほどのショーは、歌と踊りの合間に曲芸あり、腹話術あり、とんでもない力自慢のショーありと盛りだくさんで、客を楽しませるエンターテインメントとしての充実ぶりにただただ感嘆。ただ、踊りの方は、踊り子のみなさんおっぱいは出さなくていいからバレエダンサーがこれを踊ってくれたらさぞかし見事な舞台になっただろうにというのが正直な感想でした。でもそれを一緒に行った友人に言うと、「キャバレーというのは女の子のきれいなおっぱいとお尻を見るところで、そこにバレエの踊りを求めるのは、カレー屋で寿司を注文するようなものだ」とたしなめられてしまいました(ちなみに友人はアート好きの女性です)。そんなものなんでしょうかねー?
 ムーランルージュは写真撮影禁止なので、残念ながら写真はありません。

 ムーランルージュが面白かったから、というわけではありませんが、今回は街自体の独特の陰翳のある成熟した色気にあてられて、かなり長時間歩き回りました。食事もやはりおいしくて、特に牡蠣は最高でした。当たったら恐いと思って1ダースだけに抑えましたが、もっと食べれば良かったと後悔しきり。パリを満喫した週末でした。パリはロンドンから近いし、もっと行かなければ。
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 以下はモンマルトルの墓地の風景。今では伝説的になっている、春の祭典の初演を振付けたニジンスキーのお墓もここにあります。今年はちょうど、春の祭典の初演から100年の記念すべき年。ロイヤルバレエでも春の祭典の公演が始まり、私も来週観に行く予定です。この傑作を世に放った立役者の一人であるニジンスキーに敬意を表して、しばらく墓前に佇みました。
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 ここには他にも、ベルリオーズやドガ、ギュスターブ・モローといった人々のお墓があります。モローのお墓だけは見つけられませんでしたが、偉大な作品を遺した人々の墓標を探しながら、夕陽の射す静かな敷地をゆっくりと歩いて回りました。
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by londonphoto | 2013-11-13 08:27 | フランス | Comments(10)

ブルゴーニュとリヨンの旅(3)

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 ボーヌの次はリヨンに移動です。リヨンはパリに次いでフランス第二の都市で、「美食の都」として世界にその名を馳せていますが、街自体の見所という点ではそれほど多くはありません。それでも旧市街の先にある丘に建つ、フルヴィエールのノートルダム教会はこれまで見たことがないほど華麗な内装でした。
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 この観光を早々に済ませてしまうと、あとはもう食べるだけです。今回の旅の中で、ブルゴーニュのワインツアーと並んでとにかく楽しみにしていたのが、人生初の三ツ星レストラン体験。今回行ったのは、リヨン郊外で三ツ星を45年以上維持している、あのポール・ボキューズです。本当は時間(と資金)があれば色々なお店を試したかったのですが、ディナーのチャンスは一度きり。他にもいいレストランは色々とあるのでしょうが、何と言ってもボキューズは伝説的な料理人だし、何より彼が現役のうちに(現在なんと御歳87歳)一度は行っておこうと奮発しました。
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 こうやって行ってみたポール・ボキューズ、とにかく楽しかったです。入り口ではボキューズ御本人による直々のお出迎えから始まりました。味はクラシックなフレンチで、 正直言うと前日に行ったブルゴーニュのレストランの方が、味がよほど複雑で深みがある思うところもあったものの、接客も含めた店の雰囲気はさすがにすばらしい。とにかくその場にいるのが楽しくて、もちろん料理も絶対に外しはしません。ワインも種類が豊富で、一本65ユーロほどのものから8000ユーロ(800ではありません!)を越えるものまでありましたが、私が頼んだ一番安いシャブリでもたいへん上質で楽しめました。
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 ここは量が多いと聞いていたので、かなり慎重なペース配分で食べ進みましたが、おかげでメインまで余裕の完食。といっても、これで終わりではもちろんありません。このあとワゴンに乗った多種多様なチーズが来て、更にその次には大量のデザートが乗った4つのワゴンがテーブルを取り囲みます。気分はもうプライベートデザートバイキング。これが結局、食べてしまうんですね。
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 ちなみにこの日は私の誕生日。それを事前にレストランに伝えていたのですが、手回しオルガンによる「ハッピーバースデー」の音楽とともに、小さな(でもとても美味しい)バースデーケーキまでついてきました。
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 最後のデザートが終わるまで、気付けば3時間半の長居となりましたが、これほどまでに食べるという行為を楽しんだことは今まで一度も経験したことがありませんでした。三ツ星レストランの実力を思い知らされた一夜でした。
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by londonphoto | 2013-05-31 15:29 | フランス | Comments(7)

ブルゴーニュとリヨンの旅(2)

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 今回滞在したボーヌ(Beaune)は、ブルゴーニュ地方の中央に位置する小さな街です。ワイン目当ての観光客も多いのですが、穏やかな雰囲気があって過ごしやすい街でした。ワインツアーに参加する前に、街で開かれていた市場を少しだけ歩きました。
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 街にはレストランやカフェ、ホテルがたくさんありますが、それ以上に目立ったのがやはりワイン専門店。品揃えはもちろん、質問したときに返ってくる情報量の多さが印象的でした。目の前に並んだワインの味を、熱心に一本ずつ詳細かつ情熱的に語ってくれる店の親父を見ていると、本当にブルゴーニュでは人がワインを誇りにして楽しんでいるのだと分かります。試飲できる店もあるので(もちろん有料ですが)、ワインツアーには参加しなくても、ワイン好きの方なら一度は訪れてみると本当に楽しい街だと思います。

 市場の横にあったカフェでのシンプルな朝食。こういうちょっとした食事で「美味しいなあ」と思えるのは、さすがフランス。とても美味しいクロワッサンでした。
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 レストランも多く、中には本当に美味しいところもあります。少しカメラを出しにくい雰囲気だったので写真はありませんが、素晴らしい料理を出してくれたお店を一軒紹介しておきます。

Le Conty

渡されるメニューはフランス語のみですが、スタッフに英語を話す人がいるので大丈夫です。複雑で深みのある味は本当に素晴らしく、強く印象に残りました。

 先の記事にも書いた通り、ボーヌの街は中心部を離れるとすぐに葡萄畑が広がります。
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 日本の食用の葡萄の木と違って、ワイン用の葡萄の木はとても丈が低く、しかもまだ5月ということもあって葉もあまり繁ってはいませんでしたが、やはり一面に広がる葡萄畑は美しいものでした。

 数えきれないほどの葡萄の木々の中には人が踊っているような姿のものもあり、見ていて思わず楽しくなってきます。
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 これらの葡萄の木々は丁寧に手を入れて育てながら、約100年の長期間にわたって栽培されるのだそうです。木は若いうちは収量が多く上がり、時間の経過に伴って収穫が減少しながら、一方で味に深みと複雑さを増していくということでした。年老いて役目を終えた葡萄の木々は伐採されて薪に使われます。伐採後の畑は一年間何も植えずに休まされた後、新たな葡萄の木が植えられるのだそうです。

 ボーヌは本当に居心地のいい街で、また違った季節に何度でも来たくなる街でした。
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by londonphoto | 2013-05-30 15:00 | フランス | Comments(2)

ブルゴーニュとリヨンの旅(1)

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 5月最後の週末は月曜日が祝日の三連休でした。忙しい中でしたが、休暇を更に一日足して四連休にしてフランスのブルゴーニュとリヨンを経巡ってきました。ロンドンからリヨンに飛び、更にそこから列車で1時間40分。ブルゴーニュ地方のボーヌ(Beaune)という街が最初の目的地です。
 ボーヌはブルゴーニュの街らしく、中心部を少し離れただけでもう一面に葡萄畑が広がります。小さな街ですがワイナリーツアーも催行されており、また車や自転車で自らワイナリーをめぐる人も多いので、旅行者はとても多い街でした。私も例に漏れずワイナリーツアーに参加しました。

 ボーヌのツアーの行き先は大きく分けて二つ。あのロマネ・コンティも作られている、ピノ・ノワールの赤ワイン中心のコート・ド・ニュイと、シャルドネの白も産するコート・ド・ボーヌです。今回私が参加したのは後者のコート・ド・ボーヌの方。コート・ド・ニュイも興味はありましたが、そちらのツアーに空きがなかなか見つからなかったことと、個人的には白ワインの方が好きだということで、コート・ド・ボーヌに行ってきました。

 ツアーは、有名な畑を車で回り、この地域の特徴を説明してもらった後にワイナリーで試飲という、二時間半ほどのものでした。ガイドが車を運転しながら英語とフランス語で説明してくれるのですが、全然"ワイン通"ではない私にとっては全てが目新しく、大変面白いものでした。知っている人には常識なのでしょうが、この地域では赤はピノ・ノワール種、白はシャルドネ種がほとんどで、ワインはこれら単一の品種から作られるそうです。しかしブルゴーニュの土壌は変化に富んでいて、ほんの少し場所が異なるだけで、同じ品種でも随分違う葡萄ができてくるということでした。確かに畑を回っていても、非常に粘っこくて一度靴に付くとなかなか取れないような土もあれば、ゴロゴロとした石だらけの畑もあり、その土壌の多彩さは見た目にも明らかでした。
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 ワイナリーでの試飲は白が2種と赤が6種ほど。それぞれ同じ品種から作られているとは俄には信じ難いほど、多種多様な味と薫りで驚きました。特に強い印象を受けたのが白で、スーパーの安いワインしか知らない私にとって、白がこれほどまでに強く複雑な味を持ち得るということに驚嘆しきりでした。ワイナリーでは試飲だけでなく、もちろんワインを買うこともできるので、その場で気に入った赤と白を一本ずつ買いました。
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こちらは酒蔵に寝かされた、年季の入ったワインたち。売り物ではなく、オーナーの個人用貯蔵なのだそうです。
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by londonphoto | 2013-05-29 15:47 | フランス | Comments(0)