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大輪の花

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 二日続けてのバレエです。今日はプロコフィエフのロミオとジュリエットでした。ジュリエットは今シーズンからロイヤルバレエに入団したナターリア・オシポワ、ロミオはカルロス・アコスタです。オシポワは以前ゲストとして白鳥の湖を踊ったのを観たときに、心理描写よりもフィジカルな明快さに重点を置いたような舞台だったので、それはそれとして(大いに)楽しみつつも、彼女がマクミランを踊るとどういうことになるのだろうかと、やや気になる面もありました。

 が、 — というこの「が」は本当に大きな「が」なのですが — 幕が開いてみると彼女の演じるジュリエットにものの見事に惹き込まれてしまいました。最初に登場する場面は、純粋で無垢な少女というよりは、極めつけのおてんば娘という感じで、これはある程度予想通りでしたが、人形を持って跳ね回るジュリエットからすでに目が離せません。あっと思ったのは仮面舞踏会で初めてロミオとジュリエットが二人で踊るシーンで、ジュリエットしか目に入らなくなっているロミオを翻弄し、彼の感情を煽る仕草は、今度は完全に小悪魔キャラ。早熟な魔性を振りまいていました。そして続くバルコニーの密会のシーンでは、妖精のようにどこまでも神秘的な踊りを繰り広げ、まるで夜露に結ぶ月影が人の形を取って踊っているかのような、透明で美しいパドドゥがいつまでも続くかのようでした。
 これだけでも既に頭がぼーっとなってしまうほどのインパクトだったのですが、圧巻はやはり終幕。ジュリエットのロミオに対する切実な愛情と、パリスに対する拒絶を、痛々しいまでに冴え冴えと描き出し、特に冒頭の寝室でのロミオとのパドドゥでは、ため息が出るようなしなやかで美しい動きが随所に現れます。そこから最後のカタストロフィまで、オシポワはジュリエットの心理を鮮やかに克明に演じ切って、この演目でもかつて感じたことがないほど深く印象に残る舞台でした。

 私がバレエを見始めてからまだ日は浅いのですが、それでも今まで可憐なジュリエットや意志の強いジュリエット、おてんぱなジュリエットなど、演じるダンサーによってそれなりに様々なジュリエットを見てきたつもりです。しかし今日のオシポワほどこの役の可能性を幅広く一人で演じ切った人は、少なくとも私の記憶にはありません。本当に素晴らしい舞台でした。会場にいた人々も、全員が固唾をのんで舞台を見詰めていたように思います。

 ちなみにオシポワのことばかり書きましたが、ロミオのアコスタも相変わらず素晴らしく、いつもながらの豊かな演技力でロミオを演じつつ、オシポワを見事に引き立てていました。また、脇役陣も充実していて、タイボルトのエイヴィス、マキューシオのセルヴェラ、娼婦のリーダーのモレラといった人々が舞台を盛り上げていました。細かいながらも個人的に嬉しかったのは、ジュリエットの乳母役がジェネシア・ロザートだったことで、彼女はジュリエットが薬のせいで死んだとき(実際には仮死状態ですが)、それを嘆く演技が素晴らしくて、舞台にぐっと深みが出るのです。
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by londonphoto | 2013-11-22 09:57 | バレエ | Comments(4)

狂気の祭典

 久し振りにロイヤルバレエの写真です。今年、初演から百周年を迎えたストラヴィンスキーの春の祭典(振付はマクミラン)を含む、トリプルビルを観てきました。
 三つの演目の最初はウェイン・マクレガーのChromaでしたが、マクレガーは私のフィルターに引っ掛かってこない人なのでパスします。ただ、出演したうちの一人、エド・ワトソンの踊りは素晴らしいものでした。

 二作目はデイヴィッド・ドーソンという人の"The Human Seasons"という新作。プログラムを買わなかったのでどういう意図で制作された作品かは分かりませんが、映画のBGMのように心地良い音楽に乗った美しい舞台でした。抑制された照明の中で繰り広げられる踊りは、まるで神々が気まぐれに踊り始めたのを、現(うつつ)の世から垣間見ているような、神秘的な雰囲気がありました。ソロでもなく群舞でもなく、5〜6名のダンサーが、極上の室内楽のように見事なアンサンブルを作り上げていました。ここでも出演していたエド・ワトソンが好演していたほか、マリアネラ・ヌニェスの際立った美しさが光っていました。
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 ボネッリ、カスバートソン、ワトソン、ラム、マクレー。写し損ねましたが、ボネッリに左にヌニェスもいます。これだけプリンシパルが揃うとさすがに壮観。

 こちらはヌニェスとボネッリ。
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 最後はメインの春の祭典。マクミランの春の祭典を観るのは二年ぶりですが、どんな振付けだったかほとんど覚えていませんでした。改めて今回舞台を観て、前回は見えなかったものが色々と見えてきたように思います。新鮮な気持ちで観ることのできた舞台でしたが、この舞台の面白さは、何といってもストラヴィンスキーとマクミランという、全く性格の異なる二人の対決ではないかと思いました。もともとマクミランという人は、音楽に対してとことん誠実に向き合って振付けをする人ですが、この春の祭典でもマクミランはストラヴィンスキーの挑戦的な音楽に触発されて、バレエの伝統に背を向けたような動きを次々と繰り出します。最初はその動きの新鮮で風変わりな面白さに魅了されるのですが、しかしそれはどこか、運動と音楽の表面的な調和でしかないような落ち着きの悪さ、あるいは、異質なものの取り合わせがもたらすぎこちない距離感を感じさせます。その理由は、やはりストラヴィンスキーとマクミランの個性の違いであって、踊りと音楽の一見愉快な協調の奥底に、ストラヴィンスキーのプリミティブで残酷なまでに破壊的な狂気と、マクミランのノーブルで洗練された狂気が烈しく対立します。この両者の差は埋め難いほどに大きいのですが、しかし一方で、根源的な部分にある狂気の存在は二人に共通しています。この狂気が鍵となって、舞台が進むにつれて二人の性格の差は次第に問題ではなくなり、いつしか両者の持つ狂気がだんだんと力強く共鳴し始めます。やがてその狂気は舞台を圧倒的に支配し始めて、揺るぎのない絶対的な力強さを打ち立てるに至ります。この両者の対立が次第に共振に変化していく過程はまた、その舞台を観る私たちがその内容に深く惹き込まれていく過程でもあります。二人の偉大な芸術家が力の限りを尽くした舞台に、私は心に深くくさびを打ち込まれたような気がしました。この春の祭典という音楽はやはり記念碑的な偉大な作品であり、これが創作された後の時代に生まれて本当に幸せだったと私は強く思います。

 この舞台で生贄の乙女を演じたのはArtist(ロイヤルバレエ団では一番下のランク)のクラウディア・ディーンという人で、大抜擢なのでしょうか。私も全く注意を向けたことのないダンサーですが、最後は息切れしていたのか、あるいは役を作り切れていなかったのか、中途半端な印象を残してしまったのが残念でした。今後に期待です。
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by londonphoto | 2013-11-21 09:38 | バレエ | Comments(2)

二年半ぶりのパリ

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 この週末、突然思い立って二年半ぶりにパリに行ってきました。何とも恥ずかしいことなのですが、今になってようやくパリとは実に色気のある街だということに気がつきました。前回行ったときはそれが全く分かりませんでした。精神年齢が幼なすぎたのかもしれません。
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 今回はムーランルージュにも初めて行ってみました。1時間半ほどのショーは、歌と踊りの合間に曲芸あり、腹話術あり、とんでもない力自慢のショーありと盛りだくさんで、客を楽しませるエンターテインメントとしての充実ぶりにただただ感嘆。ただ、踊りの方は、踊り子のみなさんおっぱいは出さなくていいからバレエダンサーがこれを踊ってくれたらさぞかし見事な舞台になっただろうにというのが正直な感想でした。でもそれを一緒に行った友人に言うと、「キャバレーというのは女の子のきれいなおっぱいとお尻を見るところで、そこにバレエの踊りを求めるのは、カレー屋で寿司を注文するようなものだ」とたしなめられてしまいました(ちなみに友人はアート好きの女性です)。そんなものなんでしょうかねー?
 ムーランルージュは写真撮影禁止なので、残念ながら写真はありません。

 ムーランルージュが面白かったから、というわけではありませんが、今回は街自体の独特の陰翳のある成熟した色気にあてられて、かなり長時間歩き回りました。食事もやはりおいしくて、特に牡蠣は最高でした。当たったら恐いと思って1ダースだけに抑えましたが、もっと食べれば良かったと後悔しきり。パリを満喫した週末でした。パリはロンドンから近いし、もっと行かなければ。
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 以下はモンマルトルの墓地の風景。今では伝説的になっている、春の祭典の初演を振付けたニジンスキーのお墓もここにあります。今年はちょうど、春の祭典の初演から100年の記念すべき年。ロイヤルバレエでも春の祭典の公演が始まり、私も来週観に行く予定です。この傑作を世に放った立役者の一人であるニジンスキーに敬意を表して、しばらく墓前に佇みました。
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 ここには他にも、ベルリオーズやドガ、ギュスターブ・モローといった人々のお墓があります。モローのお墓だけは見つけられませんでしたが、偉大な作品を遺した人々の墓標を探しながら、夕陽の射す静かな敷地をゆっくりと歩いて回りました。
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by londonphoto | 2013-11-13 08:27 | フランス | Comments(10)