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ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン

ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_825137.jpg

 アウスの街を後にして、次ぎに向かったのはナミビア深南部にあるフィッシュリバーキャニオン(Fish River Canyon)です。ここはその名の通り、Fish riverという川が作り出した大峡谷で、その規模はアメリカのグランドキャニオンに次ぐ世界第二位だとのこと。その道中、この国で初めて鉄道が走っているのを見かけました。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6171899.jpg

ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6174068.jpg

 ナミビアでは鉄道網はそれなりに整備されているものの、鉱山向けの貨物用として使われることがほとんどで、旅客用に使用されることはほとんどないということです。

 途中、フィッシュ川を通過します。目的地はもうすぐそこです。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_618072.jpg

 キャンプ場に到着してチェックインを済ませると、さっそく峡谷を見に出かけました。峡谷は私の泊まったキャンプ場からは30kmほど離れています。しかしこの頃にはナミビアの広さにもすっかり慣れて、30kmなんて「至近距離」。近所のコンビニに行くような感覚で車を飛ばします。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6182178.jpg

ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6184092.jpg


 いやー、この広大な風景。ナミビアに来た甲斐があったと言うものです。何が素晴らしいと言って、もちろん峡谷の風景も素晴らしいのですが、周囲には観光客も数えるほどしかおらず、この風景を独り占めしてしまえることほど爽快なことはありません。耳を澄ませば、聞こえてくるのは風音ばかり。ふと風がやんだ瞬間に私を包みこむ真空のような静寂もこの上なく快く、地球に自分を預けてしまうのは何物にも代え難い快感でした。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6192573.jpg


 しかもこの峡谷、基本的に柵はありません。もちろん峡谷の淵に近寄るのは自己責任ということになるわけですが、これが日本だと、厳重な柵と、無粋な「崖に近寄るな!」みたいな看板がたくさん立って、興ざめもいいところだろうなと思わずにはいられませんでした。

 眺めを堪能したら、この日はキャンプ場に撤収。このキャンプ場は設備が充実していて良かったのですが、そのぶん照明の光も気になって、あまり星空を楽しむという場所ではありませんでした。また、この頃になると日没後の空に月がかなり長く残るようになり、その月明かりで地面に自分の影ができるほど夜が明るくなってきました。最初の頃は完全な闇にやたら不安がっていたのが嘘のようです。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6263968.jpg

 こうやって毎晩、夜空を眺める生活をしていると、最初に太陰暦ができた理由もよく分かるし、また「月日」という言葉の成り立ちもごく自然に理解できるようになります。これは本当に貴重でぜいたくな体験でした。

 さて、この日も早寝早起きで、翌朝は日の出の峡谷を眺めるため、まだ暗いうちから峡谷に向かいます。やがて日が昇り始めると美しく朝日が峡谷を照らし出し、というのを期待していたのですが、日の昇る方角と地形とがうまく噛み合わず、ちょっと期待はずれ。この峡谷は、少なくともいまの冬の時期は、夕方の方が美しく輝きます。
 ということで、その辺りの植物に目を向けます。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6201525.jpg

ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6204230.jpg

ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_621352.jpg

 一度キャンプ場に戻り、昼食を摂って少し昼寝すると、また夕方になってから峡谷を見に出掛けました。
ナミビア周遊(7) フィッシュリバーキャニオン_c0249519_6212723.jpg


 ここまでエトーシャ国立公園、トウィフェルフォンテイン、ナミブ砂漠など、さまざまな風景を見てきましたが、個人的にはここフィッシュリバーキャニオンが最も好きな場所でした。


 ということで、私のナミビアの旅はこれでおしまい。このあと、首都のウィンドゥックに戻る際に別の場所でもう一泊しましたが、さすがに疲れが出て観光はせずじまい。一晩寝ただけですぐにウィンドゥックに戻ってしまいました。

 レンタカーを返却するときに距離計を確認すると、走行距離は二週間で4200kmに達していました。これだけ運転すると車に愛着も涌くというものですが、返却した車を改めて眺めてみて、想像以上に埃まみれになっているのに驚きました。未舗装路を走っていると気付かないのですが、まわりのきれいな車と比べると恥ずかしいくらい一目瞭然。二週間、まったくの無事故・無故障で走り続けてくれた愛車に別れを告げて、空港に向かいました。

 この次の記事で、ナミビアの旅行情報を少しまとめようと思います。

 
by londonphoto | 2014-07-17 06:25 | ナミビア